どうして肌タイプに合わせて選ぶ必要があるの?
今使っている日焼け止めは、あなたのお肌に合っているでしょうか?
紫外線カット効果が高いから買ったものをなんとなく使ってはいませんか?
肌質に合っていない日焼け止めを使うと、乾燥・肌荒れ・ニキビなど肌トラブルの原因になることも。
自分の肌タイプに合った日焼け止めを選ぶことで、紫外線対策しながら美肌ケアもしていきましょう。
肌タイプ別|おすすめの日焼け止めの選び方


肌がつっぱりやすい、粉をふきやすい人におすすめ!
- 保湿成分(ヒアルロン酸・セラミド・グリセリンなど)配合
- ミルクタイプやクリームタイプ
- SPF30/PA++〜+++で十分
・乾燥肌向け
・敏感肌でも使える
・うるおい保湿
など、石けんで落とせるタイプを選べば、クレンジング時の乾燥も防げます。

テカリやすく、メイクが崩れやすい人におすすめ!
- ジェルタイプやローションタイプ
- ノンコメドジェニック処方※(ニキビの原因になりにくい)
- 皮脂吸着パウダー配合など
※コメド(毛穴に皮脂や角質が詰まった状態)を発生しにくくするよう設計された製品
・さらさら仕上げ
・テカリ防止
・ノンコメド処方
SPF40〜50、PA+++くらいが外出時には◎

赤み・ヒリヒリしやすい、アレルギー反応が出やすい人におすすめ!
- 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)
- アルコール・香料・着色料フリー
- パッチテスト済み表示があるもの
・敏感肌でも使える
・赤ちゃんでもOK
・アレルギーテスト済み
SPF50+やPA++++は肌への刺激が強いこともあるので、SPF20〜30/PA++程度がおすすめ。

Tゾーンはテカリやすい、頬や口元は乾燥しやすいなど顔の部分で肌質が違う人におすすめ!
- 顔全体には保湿タイプ、Tゾーンだけさっぱりタイプを重ねる
- インナードライが原因なら保湿力高めのクリームや乳液タイプを選ぶのもありかも
・オールスキンタイプ
・うるさら仕上げ
などメイク前用とメイク直し用で2種類使い分けもおすすめです。
肌タイプをチェックする簡単セルフ診断
以下の3つの質問で、自分の肌タイプがわかります!
質問 | Aの数が多い? | Bの数が多い? |
---|---|---|
朝起きたとき、肌は? | カサカサする(A) | テカっている(B) |
冬に肌トラブルが多い? | YES(A) | NO(B) |
ファンデのノリが悪い? | YES(A) | NO(B) |
・Aが多い人:乾燥肌・敏感肌寄り
・Bが多い人:脂性肌・混合肌寄り
(まとめ)自分の肌とシーンに合わせて日焼け止めを選ぼう
日焼け止めは、肌への優しさと紫外線カットのバランスが大切です。
毎日使うものだからこそ、SPF・PAの値の高さだけで選ばず、肌タイプをしっかり見極めて選ぶようにしましょう。
- 乾燥肌 → 保湿重視
- 脂性肌 → 皮脂コントロール
- 敏感肌 → 低刺激・ノンケミカル
- 混合肌 → 部位で使い分け
使用シーン | 推奨SPF/PA | 選び方のポイント |
---|---|---|
通勤・買い物・室内 | SPF10〜30 / PA++ | 軽いつけ心地・石けんオフ可能なタイプが◎ |
公園・運動・外での活動 | SPF30〜50 / PA+++ | 汗や皮脂に強いウォータープルーフがおすすめ |
海・山・レジャー | SPF50+ / PA++++ | 高密着・高耐久タイプ。こまめな塗り直しが必須 |
・SPF=日焼け赤み防止
・PA=光老化防止
と覚えておくと良いです。
【補足】SPF50以上がない理由とは?
「SPF50って見るけど、それ以上はないの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、SPFは50以上になるとUV-Bに対して16時間以上の防御効果があり性能の差が余りないため、「SPF50以上」はすべてSPF50+と表示されているようです。
- SPF50+で現状は炎天下に対応可能
- 数値以上に大切なのはこまめな塗り直し
- 肌へのやさしさと防御力のバランスが重要
どんなにSPFが高くても、汗や皮脂で流れてしまえば日焼け止め効果は落ちます。
こまめな塗り直しと、日傘や帽子、アームカバーなどの併用が効果的です。
「落ちたかな?」と感じたらその時が塗り直しのタイミングです。
シーン | 塗り直しのタイミング |
---|---|
室内メインの日常 | 4〜6時間おきに1回程度 |
外出が多い日 | 2〜3時間おき |
汗をかく・水に濡れる | 汗を拭いたあと、または水に濡れた直後 |
スポーツ・海・プール | 1〜2時間おき、または都度 |