「最近、抜け毛が増えた気がする」「顔がなんだかたるんできた…」あなたのそのお悩み、実は頭皮の硬さと関係しているかもしれません。
私たちの頭皮は、顔や身体と同じように年齢や生活習慣、ストレスの影響を受けて状態が変化します。
とくに注目したいのが「頭皮が硬い人」と「柔らかい人」の違いです。
この記事では、頭皮の硬さの違いとその原因、硬い頭皮がもたらすリスク、そして自宅でできる簡単な頭皮マッサージ方法についてご紹介します。
自分自身も昔は頭皮の状態をまったく気にしていませんでした。
しかし、ある日美容師さんから「頭皮、かなり硬いですね」と言われたのをきっかけにセルフでも頭皮マッサージを行うようになりました。
頭皮が硬いことが髪のボリュームダウンやおでこのシワ、目まわりの疲労感にも関係することがよくわかります。
頭皮の硬さは、見た目年齢にまで影響する隠れたエイジングサインです。
そんな頭皮の状態をやさしく整える頭皮マッサージを1回5分、毎日の習慣として取り入れることで、血行をサポートし、健やかな頭皮環境を保つことが期待されます。
もちろん、効果には個人差があり、すべての方に効果を保証するものではありませんが、自分の手で始められるセルフケアとしておすすめです。
頭皮マッサージはこんな人におすすめ!

以下のような方におすすめです。
- 頭皮がカチカチで動きがわるい
- 顔のたるみやくすみが気になる
- デスクワークやスマホ操作が多く、目が疲れやすい
- 髪にハリ・コシがなくなってきた
まずは、ご自身の頭皮をチェックしてみましょう。
指の腹で軽く押してみて、動かしにくい・弾力がないと感じたら、マッサージのスタートサインです。
頭皮が硬い人と柔らかい人の違いとは?
頭皮の硬さは、その人の体質や生活習慣・血行状態・ストレス・加齢など、さまざまな要因が関係しています。
必ずしも頭皮が硬いから状態がわるいというわけではありません。
生まれつき頭皮の硬さにはそれぞれ人によってバラつきがあります。
その生まれつきの硬さよりも硬くなっていることが状態をわるくしている可能性があるのです。
- 指で押すと弾力がなく、動かしにくい
- 触ると冷たい
- 髪が細くなってきた、ボリュームがなくなった
- 顔のたるみやくすみを感じる
- 指で押すと弾力があり、動きやすい
- 温かみがある
- 髪にツヤやハリがある
- 表情が明るく見える
ただし、頭皮が赤く見えたり、触ると蒸れているような感じがある場合は血行不良やむくみの可能性があります。
なぜ頭皮が硬くなるのか?原因とは
デスクワークやスマホの長時間使用で首や肩がこると、頭皮への血流が滞りやすくなります。
これが原因で頭皮が硬くなってしまうことがあります。
ストレスを感じると交感神経が優位になり、血管が収縮します。
これが頭皮の血行不良を招き、硬くなる要因に。
年齢とともに皮膚のコラーゲンや水分量が減少し、弾力が少なくなってきます。
頭皮も例外ではなく、年齢とともに硬くなる傾向があります。
脂っこい食事や甘いものも摂り過ぎ、睡眠不足も頭皮環境に影響を与えます。
1〜4までに共通することとして首コリや肩こりを感じていることなどによる、無意識の食いしばりも頭皮を硬くする要因の一つです。
硬い頭皮がもたらす影響とは?
- 髪のボリュームダウン(※髪のハリやコシに関わる要素は様々)
- 顔のたるみやシワ感が目立つ
- 頭痛や眼精疲労の感じやすさ
- 集中力や思考力の低下(慢性的な血流不足による感覚)
これらはあくまで一因であり、すべての原因とは限りませんが、頭皮の硬さが関係していることは確かです。
セルフでできる!かんたん頭皮マッサージの方法

指の腹を使って、リラックスできる姿勢で始めましょう。
入浴中や洗髪のついで、お風呂上がりや就寝前がおすすめ。
親指(もしくは人差し指、中指、薬指の3指)で耳の上の側頭部を軽く押しながら円を描くようにマッサージ。
両手の指を広げ、頭のてっぺんを軽く揉むように刺激。5秒間キープしてから離します。
後頭部のポコっとでた骨のあたり(後頭隆起)を中心に指全体を使って上下に動かしたり、
うなじのあたりを親指で押して、首の付け根をほぐしましょう。
指全体を使って、頭皮全体を揉みほぐすように仕上げます。
爪を立てて擦ったり、髪の毛をゴシゴシとしないように気をつけてください。
頭皮を小さく動かすようにしてください。※大きく無理に動かさない
ブラッシングも効果的

入浴前にブラッシングをすることで頭皮の血行を促すことができます。
またそれだけではなく、頭皮の汚れを落とすことにも繋がります。
シャンプーの泡立ちも良くなるので少ない量で洗うことができます。
髪をただ濡らしてからシャンプーするのではなく可能であれば、予洗いもしっかりと行うと良いです。
シャワーを手に持ち(壁にかけたままでやらないのがコツ)シャンプー同様に、お湯で洗います。
予洗いをしっかりすることで汚れの大部分が落とせます。
シャンプー量も抑えられ、頭皮の血行促進にもつながります。
鍼灸(頭皮鍼)も選択肢に
自宅ケアを基本におこなってもらうことで頭皮が硬くなることをある程度予防することができます。
ですが、定期的にプロの手による頭皮マッサージや頭皮鍼を受けることで、より深いリラックスや血行サポートが期待できます。
(まとめ)まずは自分の頭皮を知ることから
頭皮の状態は、見た目や気分にも影響します。
硬くなった頭皮は放っておくと、抜け毛・顔のたるみ・疲労感などに繋がる可能性もあるため、早めのケアが大切です。
自宅でのマッサージ習慣はもちろん、必要に応じて鍼灸師や美容師など専門家に相談するのも一つの選択肢です。まずは今日、自分の頭皮を指で押してチェックしてみることから始めてみてください!